8.飛行機に乗る時の留意点
 
ダイビング後の飛行機搭乗について・・・
高度飛行で機内気圧が0.8気圧程に低下するために体内の残留窒素が気泡化しやすくなり、減圧症(ダイビング中に体内に溶け込んだ窒素が、浮上中・浮上後に気泡になって起こる病気)のリスクが高くなります。
 
●減圧不要限界内でダイビングをした後に搭乗するまでの待機時間
◆単一ダイビング
(前のダイビングから6時間以上時間が経過した後の1回だけのダイビング)をした後 ⇒最低限12時間待つ
◆反復ダイビングや複数日に渡りダイビングをした後  ⇒最低限18時間待つ
 
●減圧停止を必要とするダイビングをした後に搭乗するまでの待機時間
⇒18時間より更に長い時間待つ
現在のところ、減圧症を完全に予防するルールはありませんが、上記は大多数のダイバーにとって控え目で安全な最少水面休息時間を見積もったガイドラインです。(体質やダイビングの内容等により「絶対」ではありません)減圧症のリスクを下げる為にも、18〜24時間後に飛行機に搭乗されることをオススメします。
 
飛行機を降りてからのダイビング・・・
窒素の吸収・排出からの観点からは問題ありませんが、機内が乾燥してしており脱水ぎみになっています。脱水状態になると血液の循環が悪くなる為、窒素の排出を妨げる要因になりますので水分補給を行なって下さい。また疲れ・時差ぼけにより集中力が低下している場合は、時間を空けることをオススメします。
 
エコノミー症候群の予防を行ないましょう・・・
エコノミー症候群とは、飛行機のエコノミークラスのような狭い座席に、長時間座ったまま足を動かさずにいると血行が悪くなり、そこで急に立ち上がった時に、呼吸困難、脈の増加、胸の痛み、意識不明・・・などの症状に陥ることをいいます。エコノミークラス症候群を予防するには、以下の事項をご参考に!血行促進の為に、1時間に1度くらい座席から離れ、化粧室などへ歩いて足を動かすようにしましょう。 飛行機搭乗前の喫煙も血行を悪くするので、ほどほどにしましょう。脱水症状を防ぐ為に、積極的に水分補給(水よりも電解質や糖質の含んだスポーツ飲料の方が予防効果が高い)をしましょう。 ビールなどお酒は利尿作用があるので、かえって脱水を促すため、ほどほどにしましょう。